2009年11月04日

階段牡丹灯籠〜幸手堤(林家正蔵8)

女房のお峰にそそのかされたので、伴蔵が幽霊のお露、お米に向かって、百両の無心をした。明晩必ず持って参りますから、どうぞ。私どもの言ったとおり、旦那様の体から金無垢の御尊像を取り除いて、お札をはがしてくださいまし、約束をした。−−荻原新三郎の孫店にすむ伴蔵は、幽霊の願いを聞き入れ、新三郎から海音如来の御尊蔵をだまし取り、出入り口に貼っていたお札をはがし、礼として百両を手に入れた。新三郎は礼に憑かれて死亡。伴蔵は故郷の栗橋に帰り、関口屋という荒物屋を始めた。伴蔵が浮気をしていることを女房のお峰が知り、新三郎への仕打ちを話して脅す。伴蔵は二人で再出発しようとお峰をだまし、幸手堤で殺してしまう。−−幸手堤の殺しでございます。
マクラはなし。正統派の人情噺の語りで、淡々と無駄なく進めていく。過不足のない楷書の演出で、まとまりもよく聞きやすい。
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2009年11月03日

Presents〜合い鍵〜、Presents うに煎餅(日2006)

時間の流れが遅い。若い頃は確かにこうだったと、今、思い出す。クリスマスに恋人から合い鍵をもらって、8年後、分かれて鍵を返すまでと、留年して大学生恋人を持つOLの、バレンタインとホワイトデーを通しての結びつきを描いたオムニバス。東京のある町の一風景のような映画。密度の薄い映画だが、恋愛はこういうものだ。東京へ出張に出かけて、そのとき一瞬眼にした出来事のような映画でした。ごく普通であることがいい感じでした。それにしても薄い映画だ。
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2009年11月02日

ヤナーチェク:シンフォニエッタ(ブーレーズ=BBCso)

打楽器と金管楽器が特徴的な民族的で野生的な主題で始まる。絹のような美しいvnに個性的な民族的なフレーズが重なるが、総じて灰色になり、抑圧された印象を受ける。叙情的な気分になるも、すぐに心乱れる。演奏は知的で、細部を克明に描き出す。アンサンブルは最上ではないが、この指揮者の特質が十分に聞き取れる。指揮者によってオケの方向性が変わるいい例だ。灰色で心乱れる曲でした。(BBCProms 2008)

1「ファンファーレ」:Allegretto
2「城(ブルノのシュピルベルク城)」:Andante
3「修道院(ブルノの王妃の修道院)」:Moderato
4「街頭(古城に至る道)」:Allegretto
5「市役所(ブルノ市役所)」:Andante con moto Allegretto
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2009年11月01日

五線譜のラブレター DE−LOVELY(米=英2004)

コール・ポーターと妻のリンダとの人生を綴る。全編を彩る楽しくソフィスケイトされたポーターの音楽。物語は晩年のポーターが人生を回想。妻のリンダを愛しながら、同性愛の裏の顔を持つ。妻に刺激されてニュー・ヨーク、ハリウッドで大成功。夫婦の間には溝が入り、ポーターは落馬事故で下半身が不自由になる。妻は肺の病で倒れる。二人の愛は本物だった。明るく楽しい、又、美しい音楽、物語は次第に暗く重くなる。やはり、人生は万全とは行かないもの。今までのコール・ポーターのイメージが変わりました。ポーター役のケヴィン・クラインはなかなかの演技だったが、拙にとっては地とアクを感じすぎて、最後までなじまなかった。音楽はスティーブン・エンデルマン、なかなかいいアレンジをしてたと思う。楽しい音楽に深く重くなる物語の映画でした。人生は重い。
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Barbra Joan Streisand

ソフトフォーカスのしっとりとした声はスローなバラードが一番だ。The Summer Knows などはやはりいい。バカラックのMedley: One Less Bell to Answer/A House Is Not a Homeは洒落ていて気分がいい。アップテンポな曲は時代を反映して電子楽器が使われているが、今となっては安っぽく聞こえてしまう。歌唱力と声量は素晴らしい。(COLUMBIA)

1.Beautiful (Carole King)
2.Love (John Lennon)
3.Where You Lead (Carole King, Toni Stern)
4.I Never Meant To Hurt You (Laura Nyro)
5.Medley: One Less Bell to Answer/A House Is Not a Home (Burt Bacharach, Hal David)
6.Space Captain (Matthew Moore)
7.Since I Fell for You (Buddy Johnson)
8.Mother (John Lennon)
9.The Summer Knows (Michel LeGrand, Marilyn Bergman, Alan Bergman)
10.I Mean to Shine (Donald Fagen, Walter Becker)
11.You've Got a Friend (Carole King)
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ブラジル・アマレロ(シティ)

自家焙煎:豆は小型でややばらつきがある。酸味と苦みのブレンドが特徴。甘みがのどに残る。コーヒーらしい香ばしさとうま味がある。ミディアム・ボディ。
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2009年10月31日

裏切り者(米2000)

朱に交われば赤くなる、白に戻るのは大変だという映画。信頼をなくした物の結末はこうなるに違いないというお話。ニューヨークの地下鉄関連会社の汚職という実話を基にしているとのこと。友達を信頼して行動をともにした男が、殺人の罪を着せられ逃亡するが、信頼していた人々にことごとく裏切られ、勇気をふるって自首して真実を語る。久々のジェームズ・カーンの貫禄とフェイ・ダナウェイの枯れぶりに隔世を感じた。音楽のハワード・ショアは、この手の暗めのシリアスなジャンルになくてはならない存在になってきたのでは。前半で、どうしてこんな行動をとるのかがちょっと考えられなかった。責任としては当然の行動を描いた映画でした。
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コロンビア・スプレモ(フル・シティ)

豆はやや小さめでばらつきがある。苦みと甘みの中にちょっとした酸味。のどに残るミディアムボディ。
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2009年10月30日

ヘアスプレー(米2007)

原色ギラギラのカラフルな映像と60年代アメリカのファッション、なんといっても楽しくリズミカルな音楽。ボルティモアのヘアスプレー会社提供のローカルテレビ局の若者向け音楽番組。太った音楽・ダンス好きの女の子がレギュラーになったことから、人種偏見色濃い番組から差別が撤廃されるお話。最初は最後まで耐えられるかと思ったが、素晴らしい歌唱力の音楽にあっという間に引き込まれる。60年代テイストを今のノリに加えた音楽が何とも懐かしく新鮮。ルックスだけのアイドルが多い日本とは大違い。アメリカの懐の深さを思い知らされる。また、クリストファー・ウォーケンの枯れた親父。寄り眼の気持ち悪いジョン・トラボルタの太ったおばちゃん。ギスギス悪女女のミシェル・ファイファーなどちょっと変わったキャラクターに笑ってしまうのです。音楽が誰かと思いきやマーク・シャイマン、キレとノリのいい音楽に60年代のムーディなスコアを加えて楽しさ満点。ジェームズ・マースデンが60年代の雰囲気を最も出していた。人種差別をテーマにしているが全く暗くないのもいい。時間がたつのを忘れてしまいました。意外にも☆
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2009年10月29日

ハイドン:交響曲第60番「うっかり者」(デ・フリエンド=コンバッティメント・コンソート・アムステルダム)

さわやかで雅な1楽章に始まり、推進力と威厳を持った第5楽章まで、ハイドンならではの創意工夫が感じられる。モーツァルトのごとく自然さそのものではない。オヤッと思わせるところが散見される。通奏低音とピリオド楽器が古風な感じ。ティンパニーで格調が表出され、ホルンや管楽器は達者だ。残響の多い会場で小編成オケらしい爽やかで優れたアンサンブルが心地よい。しかし、各楽章の中間部では短調に展開が比較的長く続きちょっとだれる。終楽章で調音をしているかのような驚かされる表現がニックネームの由来か。いい演奏で楽しませてもらいました。(約24分)(Radio4)

1.Adagio - Allegro di molto
2.Andante
3.Menuetto - Trio
4.Presto
5.Adagio (di Lamentatione)
6.Finale: Prestissimo
posted by momiji at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする