狐が女に化けるところを見た男。横町の清元の師匠に化けた。それが大変上手いので感心する。ばったり合ったように声をかけてきて、どこかへ一緒に行こうとさそう。騙されてはいけないと、自分が知っている扇屋という料理屋でおごるってやると連れて行く。そこで、狐の師匠に酒を飲ませて眠ったところで、店のものには夫婦だからと言って、折を持って勘定は眠っている女房からもらうように言って帰っていく。そして、友達のところへ行って折を土産に渡す。友達がどうしたのかと尋ねるので訳を話すと、そんなことをすると女房が狐が取り憑かれると脅される。一方、狐は目を覚ます。店のものに連れは先に帰って勘定はまだだときき、驚きのあまり狐に戻ってしまい、店の者からひどい目に遭ったが、何とか逃げ帰る。騙した男は、次の日になって気持ちが悪いから土産を買って詫びようとやって来る。狐の巣穴から子狐が出てきたので、詫びを言って土産を渡す。子狐はひどい目にあって寝ている母親に話す。持ってきた物を開けてみるとぼた餅が入っている。子狐は喜ぶが母狐「ああ、食べるんじゃないよ。馬の糞かも知れない」
マクラは昔はのんきであったこと、きつねについて。飄々とした語り口でまことにいい雰囲気だ。クスグリも暖かさにあふれて、ほのぼのと笑わせてくれる。マクラがまた絶妙だ。素晴らしい。
posted by momiji at 21:45|
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