2009年11月08日

4ヶ月、3週と2日(ルーマニア2007)

すごい力を持った映画だ。ルーマニア、大学の学生寮に住む女子学生が、ルームメイトの妊娠中絶を助ける話。タイトルの4ヶ月、3週と2日はルームメイトの妊娠期間。ルーマニアでは4ヶ月を過ぎると法的には殺人罪になるとのこと。報酬としの肉体関係の医師からの要求、堕ろした胎児の処分、家柄の異なる裕福な恋人との将来への不安。何をするにもIDカードの必要、闇で物品を取引するなどの東ヨーロッパの内情がリアルに描かれている。映像の彩度が薄くハンディーカメラの多用、出演者も全くわからないので、一段とリアリティーがある。カット、カットをスムーズにつなぐのではなく、不自然な間が大変な緊張感を生んでいる。ハリウッドなら取り上げられないだろうテーマを正面から取り上げている。音楽は一切なし、ただ、エンドクレジットで恋の歌が流れる。逆説的でぐっとくる。説得力の強さで☆
posted by momiji at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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