2006年01月13日

長短(桂三木助3)

気の短い短七の家の戸をもたもたとを開けようとする奴がいるので、威勢良く戸を開けろと注意する。訪ねてきたのは気の長い長さん。昔からの友達だ。「今日は」を言うまでに何回も頭を下げるので、短七はイライラしている。どうしたと訪ねると、夕べ、夜中に小便をしようと便所へ行って帰りに手を洗おうと雨戸を開けると、空を見ると星が一つも出てないので、明日は雨かと思ったら、今日は雨が降ったという。そんなことはどうでもいいと、菓子を勧めるがもたもた食べるので、早く食えとせかし、半分取り上げて飲み込むように食べてみせる。長さんは気が合うことについて話ながら、煙草に火をつけようとするがもたつく。短七が見かねて、火を素早く付けてみせる。何服も吸って叩くのが気に入らず、一服吸ったら叩くのだと、何回も吸って見せて教える。長さんに短七は気が短いので人からものを教わると怒るだろうねと尋ねられ、大嫌いだと答える。長さんが教えても怒るかと聞くので、怒らないと答える。長さんは「さっき、短七さんが二服目の煙草をぽーんと叩いた吸い殻が、たばこ盆の中に入らないで、左に袂の中ヘスぽーっと入ってね。これがさ、どうなるかと思って、だんだん煙が強くなってきちゃってさ、ことによると消したほうが」「ことによらなくったって、消した方がいいじゃないか。見やがれ、こんな大きな焼けこげが出来ちゃって。何だって早く教えねえんだ」「ほ〜ら見ねえ。そんなに怒るじゃねえか。だから、俺は教ええまいと思った」
マクラはいろんな気性の人がいることについて。穏やかな語り口で、たっぷりと間をとっており、短七ではないが拙まで長さんの話し方にイライラしたゾイ。それだけに、短七の気持ちがわかり笑ってしまった。
posted by momiji at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 演芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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