2008年10月24日

セックスと嘘とビデオテープ(米1989)

弁護士のジョンとアン夫婦。アンは夫とのセックスに感じないし、最近は関係もなくなって精神科でカウンセリングを受けている。夫は昇進して、実はアンの妹シンシアと浮気をしていた。シンシアはバーテンをして、姉とは正反対で容易に男と関係を持つ。ある日、ジョンの大学時代の友達グレアムが町に帰ってきて家に泊まることになる。静かで芸術的な男。アパートを探しているというので、次の日、アンは物件を紹介する。食事中、グレアムは自分が不能だと打ち明ける。アンはグレアムの住居を訪れ、たくさんのビデオテープがあるのを見つける。聞けば、女性がセックスについて語っているものだという。彼のコレクションだ。これを聞いてショックを受ける。シンシアはグレアムをものにしょうと思って、彼を訪ねるが、ビデオテープでの撮影をしてしまう。アンはジョンの浮気を知り、グレアムの所へ。ビデオの撮影を申し出る。彼からの質問に答えるうちに、逆に彼に質問をし始める。昔のグレアムは嘘ばかりついて、セックスもしていた。それが元で彼女と別れて罪の意識が出来た。そして嘘をつかないよう人間を変えたのだった。アンに離婚を言い渡されたジョンは、ビデオをとったと聞いてグレアムの所へ。ビデオを見るとアンとグレアムの本音が映し出されていた。ジョンは帰るとき、グレアムの昔の彼女と寝たことを捨て台詞に残す。彼女も自分に嘘を言っていたことを知る。撮影したビデオを破棄してしまう。妻と離婚したジョンは事務所での地位が崩れ、アンとグレアムは互いに新たな一歩を踏み出す。
異様な雰囲気の映画だ。セックスが倫理的にどんなものか。動物的な本能と社会的、人間的な倫理観。嘘で本能を満たしていく。そのことが正直に描かれており、観客を引っ張っていく。このテーマを選ぶとは思い切った監督だ。最後まで一気に流れてしまう。クリフ・マルティネスの音楽は暗く不安感のある電子音楽。なかなか刺激的で考えさせられました。
posted by momiji at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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